前回の記事に引き続き、SPXLの投資方法をご紹介したいと思います。
あくまでも過去のデータを使って検証したものですが、皆さまのご参考になればと思います。
逆張り戦略で投資を行います。なおかつ基本的には待ちのスタンスで行きます。
SPXLとVIX株価指数推移
2年強の株価、および指数の動きを表にしてみました。
SPXLの価格ですが、VIXが高くなると下落しますが、このグラフの前半は下落幅が大きくありません。
その為、VIX指数だけでは取得価格が平均単価が思ったより下がらず、逆張り戦略による取得平均単価の引き下げを行うことが難しい事が考えられます。

機械的購入によるシュミレーション
上記の点がどのように影響するのか、VIX指数が一定の値を越えた場合、機械的な購入を行った時の結果がどのようになるのかシュミレーションしてみました。
条件は以下の1点のみ
- VIX指数が25を超えた日はSPXLを毎日20株づつ購入
その結果は次のようになりました。

今回のコロナショックまでは順調に資産が増加しており、2月の新型コロナの患者が世界中で報告され始める前は元本に対し2倍強まで増加しておりました。しかも2019年年始にVIXが上昇した際にSPXLをかなり購入していた為、株価が上昇し始めると同時に含み益も順調に増加していきました。
取得単価が低く抑える事が出来ているので、今回のコロナショックでも2/28現在、含み益+23%となりました。SPXLの株価がまた元のように戻れば、含み益も一気に増加し始めると考えられます。
まとめ
今回のシュミレーションでわかった事
- VIX指数が上昇し、かつSPXLの価格が急落している場合は購入。
VIX指数が上昇している間、毎日コツコツ購入。 - VIX指数に頼るのではなく、SPXL下落が激しい時は追加購入を行う。
- 逆張り戦略の為、VIX指数上昇、SPXLの大幅な下落がない場合、資金を動かせない。その為、機会損失が発生する事も考えられる。
このような点を踏まえ、SPXLの資金の投入額は少なめにしてうまく使えればと思います。
長期ではわかりませんが、中期的見るとそれなりの利益が上げれるかもしれません。今回のシュミレーションではタイミングにもよりますが、機械的な投資を行ってから約2年でリターンは2倍ほどになりました。
ドルコストと逆張りを組み合わせる方法としては悪くないと思います。
特に上げ相場が始まるとブルETFなので上げ方が半端なく上がるので、面白いかもしれません。
もし・・・
あくまでももし「IF」ですが。
もし、今後リーマンショック級が発生し、9割位資産総額が吹っ飛んだ場合どうなるのでしょうか。
VIX指数の上昇と価格の下落を利用し、ひたすら機械的に購入したら以外と面白い結果になるかもしれません。
しばらくは投資では凍死なるかもしれませんが・・・
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